当院は、鍼灸治療の脈診(入江FT)による経絡治療を行っております。
何故、人は病気になるのか?
東洋医学では病気の原因を、
「素質」・「外因」・「内因」・「不内外因」の四つに分けています。
1)素質
個々人が元来持っている心身の性質的な特徴です。
2)外因
風・寒・暑・湿・燥・火の六つを「六淫の邪」と名づけます。
3)内因
喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の七つを「七情」と呼んでいます。
4)不内外因
暴飲暴食・過労等です。
各人がもっている体質的な片寄りが元来あるところ(素質)、
七情が度を過ぎれば(内因)、
六淫の邪にふれて(外因)、
発病することになります。
飲食労倦(不内外因)があれば、さらに、病気にかかりやすい状態となるのです。
局所や部分の情報を集める切診、患者さまの愁訴が偽りか本当かもこの局所診を行います。
・腹診
圧迫せずにセンサーを軽くタッチするだけで行う
・脊柱診
頚椎から仙骨までの変位を診断するもの。接触や音素診を使用
・経脈診
個々の経脈の左右差、その経脈の補寫を決める
・愁訴診
患者の愁訴部を決めて虚実の診断などを行う
・補寫診
局所と全体を相関させて補寫を行う
・奇経診
奇経の診断に使用
・経筋診
経筋の診断に使用
・顎関節診
老化や歯の治療その他で咬合不良が起こり、結果として顎関節に問題があると思われるものの診断に使用
・適・不適診
漢方薬のみならず、西洋薬の大枠の適否を決めるために使用
病気の定義
病気とは人間の身体に正氣の虚と病邪の実が併存している状態である。
治療とは経絡を調和すること